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WEB限定 JO1豆原一成ロングインタビュー in 広島

@ホテルグランヴィア広島(広島市南区)
映画『BADBOYS -THE MOVIE-』 主演・豆原一成
5月30日公開の映画『BADBOYS -THE MOVIE-』。広島で生まれた伝説の不良漫画『BADBOYS』を実写化した本作で、映画初主演を務めたグローバルボーイズグループJO1の豆原一成。劇中では、裕福な家に育ちながら、幼いころに助けられた伝説の不良・村越のようになりたいと家出し、不良チームに仲間入りする桐木司を演じている。公開を前に行われた広島キャンペーンで、今感じていることを語ってくれた。

――映画初主演。最初にオファーがあった時はどんなお気持ちでしたか?
豆原(以下、豆):今まで何度かドラマや映画に出演させてもらっていますが、今回は初主演ということで、原作の漫画が皆さんに愛され続けている作品でもあったので、お話をいただいた時にすごくプレッシャーを感じました。ただ、自分も不良に憧れていた部分があったので、「ぜひ!やらせてください」と。うれしかったですし、全力で頑張りました。
――豆原さんの世代で、『BADBOYS』に出てくるキャラクターみたいな不良の人たちって、周りにいました?
豆:さすがにこんなにたくさんはいなかったです(笑)。でも、僕らが中学生や高校生の時でも、不良やヤンキーに憧れる人はいました。そういう映画やドラマもたくさんありましたし。でも子どもの頃の僕はスポーツが大好きだったので、野球や水泳をするなど、割と真面目な学生生活を送っていましたね。
――桐木司という役作りに関してはいかがでした?
豆:原作の司の体がバキバキなので、自分も体作りのトレーニングに日々励みました。あとは、司が成長していく様子を映像で見せたい思いがあり、一つひとつの仕草をかなり研究して撮影に臨みました。
――例えば、どんな仕草ですか?
豆:例えば殴られて「痛い!」っていう表現をする時に、弱い奴に殴られている時のリアクションと、強い相手に殴られている時のリアクションに差をつけたいと思っていて。人生で初めて重いパンチを食らった時の表情や、一言一言発する言葉も、かなり意識して演じましたね。
――劇中の爽快なアクションに、豆原さんのダンススキルが活きているように感じました。ご自身でいかがですか?
豆:アクション練習の時にやり方を教えてもらいましたが、普段ダンスをやっているので手の動かし方などはスッと入ってきました。ダンスは横になって皆さんに見せることが多いですけど、アクションは人と人が対面でタイミングを合わせて、リアクションを取りながらなので、ダンスとは全く別物だと感じました。
――司のコミカルな部分を上手に演じていらっしゃっていて、クスッと笑える部分が多かったです!普段の豆原さんもコミカル?
豆:普段の僕は司みたいな感じではなく、自分で言うのもあれですけど、落ち着いている方(笑)。司みたいに表情をコロコロ変えてオーバーリアクションするのは、自分の中では初めてで。今までのお芝居でもこういった役どころはなかったので、挑戦でした。試写で自分の演技を見た時に、「司かわいいな」って我ながら思いましたね(笑)。
――豆原さんから見て、司はどういった人間?
豆:変なことをしても、それが愛おしさに変わるというか。でもそれって誰にでも出せるものじゃないと思うので。僕から見て「司ってずるいな」って思う部分もありますし。でもそれが司の良いところで、自分が思ったことに対して真っ直ぐに進んでいく、かっこいい男の子。だからこそ、あんなに人が付いてきてくれるんだと思いますし。演じていて、自分もそういう人間になれたらうれしいなと感じましたね。
――JO1メンバーの河野純喜さんは、「司が漢を目指す、夢にまっすぐ進んでいく姿が、本当にまめにそっくり」と言われていたそうですね。
豆:うれしかったですね。立ち振る舞いや表情は司っぽくないかもしれないですけど、司の内心や「俺は絶対にやってやるんだ!」っていう気持ちは、自分と似ている部分があるのかもしれないです。
――陽二役の池﨑理人(INI)さん、寿雄役の山中柔太朗さん、エイジ役の井上想良さんとの関係性がすごく良い現場だったんだろうなというのが、スクリーンからにじみ出ていました。共演されていかがでしたか?
豆:たくさんの同世代の人たちと一緒になって演じるのは初めてでしたが、撮影現場はすごく楽しかったです。みんなと「このシーンはこういう風に見せようか」っていう真面目な話もして。うまくコミュニケーションを取りながら、友だちみたいな感覚で演じられたからこそ、良い雰囲気が伝わったのかもしれませんね。今も友だちとして仲良くさせてもらっています!
――主題歌は、JO1の最新楽曲『Be brave!』。JO1メンバーの河野純喜さんが作詞、金城碧海さんがラップ部分の歌詞を担当されました。楽曲制作にあたって、協力されたことは?
豆:2人から映画について尋ねられたので、僕が持っていた台本を渡して。僕は台本に結構メモ書きをするので、「ここも参考にしてみて」と伝えたり。それから僕はもうノータッチで、返ってきたのが今の『Be brave!』の歌詞でした。2人が口をそろえて「まめのことを思いながら書いた」って言ってくれたのが本当にうれしかったし、それが詞になるのが僕としても感慨深かったです。
――台本にどういったメモ書きをされるのですか?
豆:僕は撮影に入る時に、まず作品の目的や伝えたいことを頭の中でイメージして、台本を開いた1ページ目に、バンッと書きます。そこから、その目的を達成するために、自分が作品の中で何を見せていけばいいのか?をいっぱい書き出していきます。次にそのシーンごとに、どんな目的があって何を伝えたいのか?を考えて、それをまた台本に書き連ねて。あとは、セリフを一気に入れて、現場ではその時の気持ちで目的を達成するためにどう芝居していくか?を意識してやっていました。
――その台本は、豆原さんの宝物ですね!展示してほしい!
豆:いやいや(笑)、もうクシャクシャになってるんで。でも大切なものなので、2人にも「台本、絶対返してね」って言いました(笑)。
――普段はJO1としてグループで活動されていて、本作では不良チームのトップになる役どころ。どちらも共通して「仲間」がいます。豆原さんにとって、仲間と一緒にやることの良さとは?
豆:何かを達成した時に、その喜びをみんなで分かち合えること。それまでの過程には、辛いことも楽しいこともあって。そういう全ての時間を仲間と共有しながら進んでいくからこそ、終わった時に「俺ら頑張ったな」って思える。それが仲間と一緒にやっていく面白さ、楽しさ、良い所だと思います。時には自分じゃ何もできないと、仲間に頼ることも。そうやって互いを補いながらやれるのが、僕としては大きいですね。
――広島県では、6月5日(木)~6月15日(日)に『イオンモール広島府中』で、司と陽二の衣装展が開催されます。初めて着た特攻服、いかがでしたか?
豆:めちゃくちゃ長くて、ヒラヒラして、特攻服で戦うシーンがあるんですが戦いづらいんですよ(笑)。それが格好良く見える部分でもあるんですけどね。でもやっぱりテンション上がりました!上裸にサラシを巻いて。あのサラシって、湿らせるんですよ。
――そうなんですね!知らなかった…!
豆:湿らせると、乾いた時にギュッと締まって、緩くならないんです。最初の頃は慣れなくて、衣装合わせの時にきつく締めすぎて苦しくなって(笑)。撮影時期が3月くらいだったんですけど、上裸だし、サラシ濡らしてるし…で、寒くて。夜の撮影もあり、凍えながらやっていました(笑)。でも本当に良い経験になりました。楽しかったです!

――豆原さんは広島県のお隣、岡山県真庭市ご出身。広島に遊びに来たことは?
豆:あります!JO1になる前は、家族でよく旅行に来ていましたね。中学生くらいの時に、広島市のお店でお好み焼きを食べて、おいしかったな~って記憶を今でも覚えています。
――架空都市・廣島が舞台ということで、広島の方に向けてメッセージをお願いします!
豆:目標に向かって頑張っている人や、何かにチャレンジしてみたいと思っている人が、元気や勇気をもらえる作品になっていると思います。広島と言えば「赤」というイメージがありますが、本作でも「赤」がテーマカラーになっています。司が赤の服を着ていたり、赤の単車に乗っていたりと、広島の皆さんに馴染み深い要素があるかと思いますので、ぜひ映画館に足を運んで観ていただきたいです!そして、JO1というグループも気になったら検索していただけたらうれしいです!

Profile

豆原一成(まめはら・いっせい)
2002年、岡山県真庭市出身。2020年、グローバルボーイズグループJO1のメンバーとしてデビュー。俳優としての出演作に、映画『劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア』、NHK『超人間要塞ヒロシ戦記』、TBS『海に眠るダイヤモンド』などがある。
JO1公式サイト:https://jo1.jp/
Cinema

5月30日公開
『BADBOYS -THE MOVIE-』
裕福な家の一人息子・桐木司(豆原)は、幼いころに自分を助けてくれた伝説の不良・村越に憧れ、家出。族の戦国時代において最大勢力を誇る「陴威窠斗(BEAST)」への加入を志願するもボコボコにされ、逃げる途中で川中陽二(池﨑)、中村寿雄(山中)、岩見エイジ(井上)と出会い、意気投合。そんな中、「極楽蝶」七代目トシから「廣島Night’s(ナイツ)」との抗争への参加を持ちかけられ、司以外は迷いながらもチームに合流。そしてついに、ナイツVS極楽蝶の抗争が始まる…。
原作:田中宏『BADBOYS』(少年画報社 ヤングキングコミックス刊)
監督:西川達郎
脚本:峰尾賢人、西川達郎
出演:豆原一成(JO1)、池﨑理人(INI)、山中柔太朗、井上想良ほか
作品公式サイト:https://badboys-movie.net/
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。そのため、予告なく記載されている事項が変更される場合がありますので、予めご了承ください。
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