尾道駅の新駅舎開業や、新店オープンラッシュなど、注目度がますます高まっている、尾道。
メイドイン尾道の作家作品を集めた店や、この街らしい雑貨店といった、話題の新店&人気店をピックアップ。
懐かしさと新しさが混ざり合う尾道をめぐってみよう。

-Spot-
①.LOG
②.monolom
③.ONOMICHI CREATORS MARKET
④.Spice Cafe Coyote
⑤.尾道レコード(三軒家アパートメント西館102)
⑥.56cafe(三軒家アパートメント102)

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LOG – Lantern Onomichi Garden-
こだわりが詰まった地域密着型新スポット


尾道の山手に建つ築55年のアパートメントが、宿泊施設を備えた複合施設『LOG』へと生まれ変わった。
ビジョイ・ジェイン氏率いるインドの建築集団「スタジオ・ムンバイ」が設計・デザインを手掛け、色鮮やかな壁や和紙張りの客室など、どこをとっても美しく、まちにも不思議となじんでいる。
地元食材を使うカフェ&バー、尾道プロダクトを扱うショップ、『LOG』誕生の軌跡を展示したギャラリーは、宿泊者以外も利用可能。
まずは訪れて、その建築美を体感して!

異国ムード漂う空間で尾道らしい手作り甘味を

昼は絶妙な色合いのピンク色の壁が際立ち、夜は薄明かりの暗色に包まれ大人ムード漂うカフェ&バー『Atmosphere』。
宿泊者以外も利用OKで、地元産食材を使ったスイーツやドリンクが味わえる。
『LOG』オリジナルのスパイシーなチャイや、スッキリした甘さの自家製コーラ、黄からピンクへ色が変わるカクテルなど、手作りにこだわったメニューでひと息つきたい。

家具やカウンターを漆の朱色にそろえた店内は、温かみのある印象。

左)コーラ594円はシロップから手作り。
ミントの爽やかさのあとにブラックペッパーがピリッと余韻を残すLOGオリジナルチャイ540円。
右)生口島で栽培された姫レモンを使ったケーキ486円やマフィン432円は、自然な甘さの大人味。

作り手の物語が詰まった尾道プロダクトがそろう

ホテルのレセプションとまちのコンシェルジュ機能を兼ね備えたショップ。
館内のカフェで使われているチャイスパイスをはじめとするオリジナル商品ほか、瀬戸内産のいちじく酢や尾道産の食材を使ったジャムなどがセンスよく並ぶ。
作り手の想いや商品が生まれた背景など、それぞれにまつわる物語を教わりながら、じっくりお気に入りを選ぼう。

左)『尾道さつき作業所』の柑橘のジャムやキャンディー、『尾道造酢』と開発した『LOG』オリジナルのいちじく酢など地元企業の商品も。
右)オリジナルブレンドのチャイスパイス864円や〈真木テキスタイルスタジオ〉の館内着28,080円、南インドで作られたカディコットンタオル648円など、『LOG』で使われている品も購入できる。

LOG (ログ)– Lantern Onomichi Garden-
営業時間:カフェ&バー/11:00~23:00(L.O.22:30) ※土・日・祝は10:00~ ショップ/9:00~20:00 ギャラリー/9:00~18:00 定休日:年中無休


徒歩2分

2

monolom
懐かしく、温かみのあるモノたちに魅せられて

宝土寺から志賀直哉旧居へ続く坂道の途中にある雑貨店。
築70年ほどの民家を改装した店内に、店主・友野さんがセレクトした器や古道具が飾られている。
古き良き味わいを醸す机に置かれた陶磁器や、窓から差し込む陽の光が透けて輝くガラスの器たち…。
シンプルで控えめながら存在感があり、どこか懐かしく温かみのあるアイテムがそろう。
窓越しに尾道の家々や海を眺めながら、ゆったりと雑貨選びを楽しんで。

左)アクセサリー作家でもある友野さんが手作りした、ローマングラスのブレスレット4,800円。
右)静岡の作家〈高田かえ〉による食器3,240円~。陶器だが、金属が錆びたような質感が特徴。

monolom(モノロム)
営業時間:11:00~17:00 定休日:水・木・金


徒歩10分

3

ONOMICHI CREATORS MARKET
尾道ゆかりの作家アイテムに出会える!


尾道本通り商店街を歩くと見えてくる、『Onomichi Creators Market』の文字。
その名の通り、尾道在住もしくは、尾道にゆかりのあるクリエイターの作品を取り扱う“雑貨市場”だ。
自身もクリエイターとして活動する代表・廣瀬さんが、2人の仲間とともに昨年8月オープン。
アクセサリー、布小物、革製品など、20人の作家による個性豊かなアイテムの数々が並べられる。
瀬戸田産のレモンや柑橘を使用した品もあるので、お土産にぜひ。

左)廣瀬さんとの会話も楽しみながら、お気に入りを見つけて。
右上)瀬戸田在住の作家による〈NECOLLE〉ヘアゴム、ブローチ各1,620円。
右下)〈Vague〉陶器イヤリング・ピアス各1,944円。片方ずつ好きな色形を選べる。

ONOMICHI CREATORS MARKET(オノミチ クリエーターズ マーケット)
営業時間:11:00~17:00 ※土・日・祝は~18:00 定休日:火・水 ※臨時休業あり


徒歩5分

4

Spice Cafe Coyote
後引くおいしさのカレープレートが自慢


尾道本通り商店街で“カフェカレー”といえば『Coyote』というほど、地元人から愛され続ける一軒。
特製のカレーは、店主の山本さんが多数のスパイスを調合して作ったルーが味の決め手となっている。
辛さ控えめで食べやすいカレーと副菜がひとつのプレートに盛られたチキンカレー850円(写真)。『まずはルーとごはんだけをどうぞ。その後ヨーグルトのサラダや、キャベツの炒め物など4種の副菜と混ぜ合わせながら食べ進めてください!』と店主。
ほろほろになるまで煮込まれたチキンのカレーや、辛い物好きにも人気のタイカレーなど、4種用意されたカレーはどれもスパイシーでクセになる味!
さらに、オリジナルミックスのチャイ、自家製スイーツもオススメのメニューだ。

左)店主の山本さん
中央)店主の両親が作った野菜が店頭で販売されている。店内でいただくカレーの具材としても使用。
右)アッサム茶葉をベースに、シナモンなどのスパイスを店主が合わせて作ったチャイ450円。

Spice Cafe COYOTE(コヨーテ)
営業時間:11:00~22:00(L.O.21:00)定休日:水 ※祝日の場合営業


徒歩10分

三軒家アパートメント


5

尾道レコード
名盤ぞろいでレコード初心者もハマる!


“入門店”と言えるほど、初めての人でも楽しめるレコードショップ。
4畳半ほどの店内に、店主・薄田さんが集めた約800枚のレコードや、約200枚のCDがズラリと並んでいる。
1950~70年代に流行した“オールドロック”を中心に、メジャーな日本人歌手の作品もラインアップ。
一度はどこかで聴いたことのある作品が多く、また一枚200円~というリーズナブルな価格で手に取りやすい。
部屋に飾るだけで絵になる品も多いのでチェックしよう。

看板を目印に

尾道レコード 部屋番号:西館102
営業時間:11:00~19:00 定休日:木 ※祝日の場合営業


徒歩すぐ

6

56cafe
居心地良さ満点のノスタルジックなカフェ


昭和の古いアパートを再生した、どこか懐かしい雰囲気が漂うカフェ。
テーブル席が3つだけという店内には、玩具やオブジェ、店主・山川さんが集めた古本をラフに飾っている。
コーヒーや和紅茶といったドリンクのほかに、パフェ、ケーキなど、純喫茶のような素朴なメニューをスタンバイすることも。
さらに、店主お手製の日替わりワンプレートランチは、優しい味わいでホッとさせてくれる。
自宅に居るかのような気分でくつろげそう。

左)農薬を使わず育った和紅茶550円
右)『ホホホ座尾道店コウガメ』のプリンを使ったパフェ

56cafe(ゴロカフェ) 部屋番号:102
営業時間:11:00~16:30(L.O.) ※土・日は14:00~17:00(L.O.) 定休日:火~木

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