世界に影響を与えた石見銀山の歴史に触れつつ
レトロな温泉街や新しい道の駅をぐるっと周遊!
今年で世界遺産登録15周年を迎える「石見銀山遺跡とその文化的景観」。かつて銀を採掘していた坑道跡や美しい石州瓦の町並みが今も残り、世界の経済や文化に影響を与えた石見銀山の歴史を伝えています。また周辺にはレトロな温泉街や、新しくオープンした道の駅も。広島市内から約2時間の石見銀山周辺をドライブすれば、気分は江戸や大正の時代にタイムスリップ!
石見銀山の歴史スポット
龍源寺間歩・熊谷家住宅
『龍源寺間歩』で銀採掘の現場を体感
石見銀山には大小合わせて600以上の間歩(銀鉱石を採掘するための坑道)があり、『龍源寺間歩』はその中で唯一、常時公開されている坑道です。代官所の直営だった大坑道の一つで、全長は約600m。ひんやりとした間歩の壁面には、ノミで掘り進められた跡や、排水のため垂直に100mも掘られた竪坑が残っており、当時の坑内の様子を体感できます。
龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)
住所:島根県大田市大森町ニ183
電話番号:0854-89-0347
料金:高校生以上410円、小中学生210円
営業時間:9:00~17:00(12月~2月 9:00~16:00)
定休日:1/1
駐車場:石見銀山駐車場を利用
リンク:https://www.all-iwami.com/spot/detail_1007.html
石見銀山で最大の商家『熊谷家住宅』
銀採掘の「現場」を見学した後は、往時の「暮らし」を知ることができる場所へ。江戸時代の風情あふれる大森地区の町並みに建つ『熊谷家住宅』は、国の重要文化財に指定されている大屋敷。総漆喰の真っ白な外観に目を奪われます。熊谷家は鉱山経営、金融業、酒造業のほか、大森代官所の掛屋・郷宿・御用達なども手掛ける、石見銀山で最も有力な商家でした。現在も季節や行事に合わせて座敷の建具や敷物、床飾りを替える「しつらい」を行い、訪れる人に当時の栄華や日本住宅の美しさを伝えています。
国指定重要文化財 熊谷家住宅(くまがいけじゅうたく)
住所:島根県大田市大森町ハ63
電話番号:0854-89-9003
料金:高校生以上520円、小中学生100円
営業時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
定休日:火(祝日の場合翌日)、12/29~1/3、ほか臨時休館あり
駐車場:近隣の観光駐車場を利用
リンク:https://www.all-iwami.com/spot/detail_1005.html
石見銀山周辺をまち歩き
Bäckerei Konditorei Hidaka・石見銀山 群言堂 本店・有馬光栄堂
本格ドイツパンとお菓子の店『Hidaka』
大森地区の町並みには近年、おしゃれなパン屋やカフェも登場しているんです。 『Hidaka』はドイツで修業し、国家資格「ドイツ製パンマイスター」 を持つオーナーと、同じくドイツで「製菓マイスター」の資格を取得したパートナーが営む店。本格的なドイツパンをはじめ、地産の野菜や果物を使ったパン、ケーキやチョコレートといったお菓子が並びます。昨年、隣接スペースに「アイス&カフェヒダカ」もオープン! 散策途中に、地元食材で作られるジェラートやソルベを食べてひと休み。
Bäckerei Konditorei Hidaka(ベッカライ コンディトライ ヒダカ)
住所:島根県大田市大森町ハ90-1
電話番号:0854-89-0500
リンク:https://www.all-iwami.com/gourmet/detail_1781.html
『群言堂』でお買い物&カフェ
世界遺産「石見銀山」に本社・本店を構えるライフスタイルショップ『石見銀山 群言堂』。300坪の中庭があるゆったりとした空間には、アパレルをメインに素材や使い心地にこだわったオリジナル商品と、全国からセレクトした生活雑貨を販売。併設するカフェでは、県内産の食材を使用したランチや旬のスイーツを楽しめます。
石見銀山 群言堂 本店(いわみぎんざん ぐんげんどう ほんてん)
住所:島根県大田市大森町ハ183
電話番号:0854-89-0077
リンク:https://www.gungendo.co.jp/
『有馬光栄堂』で銀山坑夫のおやつを発見
昔懐かしい雰囲気のお菓子屋さんって、つい立ち寄りたくなりますよね。『有馬光栄堂』は、銀山が栄えていた200年以上前から続く老舗の菓子店。かつて坑夫たちも食べていたと言われるサクサク食感の「げたのは」や、大豆が入った「銀山あめ」などの手作りおやつは、どれも素朴でやさしい味わい。ドライブのおともや、おみやげに買って帰ろう。
有馬光栄堂(ありまこうえいどう)
住所:島根県大田市大森町ハ141
電話番号:0854-89-0629
リンク:https://www.all-iwami.com/gourmet/detail_1332.html
温泉津温泉で日帰り入浴&散策
最高評価の湯と大正ロマンな洋館カフェ
石見銀山から車で約30分の場所にある温泉街『温泉津温泉(ゆのつおんせん)』。「町並み保存地区」にも指定されているレトロな景観と、美肌効果が期待できるお湯に心が弾みます。
日帰り入浴ができる温泉施設『薬師湯』は、日本温泉協会の天然温泉の審査で最高評価「オール5」を受けた、源泉100%のかけ流し湯が魅力! 疲れやストレスを癒やすだけでなく、ツヤツヤの肌に導いてくれる効能も。
温泉のあとは、大正時代の木造洋館『薬師湯』の旧館を活用した『震湯カフェ 内蔵丞(くらのじょう)』で、温泉津の郷土料理「奉行飯(商標登録商品)」や華やかな見た目のスイーツなどを召し上がれ。
温泉津温泉観光案内所
住所:島根県大田市温泉津町温泉津イ791-4
電話番号:0855-65-2065
リンク:https://www2.crosstalk.or.jp/yunotsu/onsengai.html
オープンしたての『道の駅 ごいせ仁摩』
ドライブに欠かせないのが、地元の産品がそろう道の駅! 今年1月、仁摩・石見銀山ICのすぐそばに『道の駅 ごいせ仁摩』がオープンしました。「ごいせ」とは、この地域の方言で「いらっしゃいませ」という意味。石州瓦葺きの駅舎内には、大田ならではの「一日漁」で獲れた新鮮な魚をはじめ、産地直送の野菜や果物、地元のおみやげ品などがズラリ。併設のレストランでは地元食材を使ったさまざまなメニューがあり、中でも「大田の大あなご」の天ぷらをのせた「穴子天丼」が一押し!
道の駅 ごいせ仁摩(にま)
住所:島根県大田市仁摩町大国42‐1
電話番号:0854-88-9001
営業時間:物販・カフェコーナー9:00~18:00、レストラン11:00~17:00(L.O.16:30)
定休日:火(祝日は営業)
駐車場:137台
リンク:http://goise.jp/
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広島ICより、山陽自動車道、広島自動車道、中国自動車道を経由し、千代田JCTより浜田自動車道へ。国道261号を経由し、石見銀山方面へ。