春の隠岐島めぐり《島根／春の旅2023》

紺碧の海に浮かぶ隠岐諸島が誇る
絶景・グルメを満喫しよう！

島根半島の北方約50km、紺碧の海に浮かぶ隠岐諸島。「ユネスコ世界ジオパーク」にも登録されている隠岐は島前・島後エリアに分けられる。島前は西ノ島町、海士町、知夫村の3島、島後は隠岐諸島最大の島・隠岐の島町からなり、それぞれ海と大地が織りなす絶景や隠岐牛、岩ガキといったご当地グルメの宝庫！ 春の隠岐旅を満喫してはいかが？

迫力満点の断崖景観と雄大な放牧地を見渡す
島前エリア／西ノ島町・海士町・知夫村

西ノ島町、海士（あま）町、知夫（ちぶ）村の3島からなる島前エリア。西海岸に勇壮な断崖や多くの洞門、洞窟が発達し、日本有数の海食断崖景観が眺められる。また断崖の上には牛や馬が放牧される牧歌的な風景が広がる。

観音岩／西ノ島町

夕日が岩と重なる様子が、ろうそくに火が灯るように見えることから「ローソク岩」とも呼ばれる。ろうそくのような姿が見られる時期は、春と秋だけ。4月下旬の日没は18時30分～。

赤ハゲ山／知夫村

標高325ｍの山頂から見えるのは、360度の大パノラマ！ 付近にはたくさんの牛が放牧される放牧場が広がる。4月下旬～5月上旬は野ダイコンの花が咲き、南アルプスのような風景に。

明屋海岸／海士町

赤い断崖と紺碧の海のコントラストが美しい、女神がお産をしたという神話が残る海岸。波風の浸食によってできたハート型の穴があり、幸運や縁結びのパワースポットとして人気。

島前エリアで食べたい！春の味覚

隠岐牛

隠岐で生まれ育った
希少なブランド牛

隠岐で生まれ、隠岐で育ったブランド牛。4等級以上で、特に肉質が良い雌牛のみが「隠岐牛」として認定され、その数は年間120頭ほど。希少な隠岐牛を心ゆくまで堪能して。

島生まれ島育ち 隠岐牛店
住所／島根県隠岐郡海士町大字福井1368
電話番号／08514-2-1522

岩ガキ

隠岐の岩ガキは今が旬！
大ぶりな身をぜひ生で

出荷までに少なくとも3年をかけて育てる隠岐の岩ガキは、3月～5月がベストシーズン！ 旬を迎えた岩ガキは大ぶりで濃厚な味わい。新鮮な岩ガキは、生で食べるのがオススメ。

船渡来流亭（せんとらるてい）
住所／島根県隠岐郡海士町大字福井1365-5
電話番号／08514-2-1510

『古事記』にも登場する隠岐諸島最大の歴史ある島
島後エリア／隠岐の島町

島根半島から北約70kmに位置する島後（隠岐の島町）は、隠岐諸島の中でも最大の島。『古事記』にも登場するほどの長い歴史を持ち、大スケールの絶景スポットが点在するほか、牛突きなど独特の伝統文化も残っている。

油井前の洲

約2千万年前の日本海が湖だった時代の地層でできている、悠久の時を感じられる場所。水面に空が映し出され、まるでウユニ塩湖のような光景を拝める。水平線へ落ちる夕日は必見！

那久岬

高台にある展望台からは島前を望む。遊歩道には牛が放牧されており、のどかな風景に心癒されるはず。夕暮れの少し前から出かけて、刻々と変わる空の色を眺めるのも◎。

かぶら杉

樹高約38.5ｍ、樹齢は約600年と伝えられる『かぶら杉』は、島後三大杉の一つ。根本付近から6本の幹に分かれている杉の巨木を見れば、その迫力に圧倒されるはず。

島後に来たならコレ！島グルメ

隠岐そば

鯖やアゴの出汁が香る
そば粉100％の郷土そば

古くから島民の間でも親しまれてきた郷土そば。つなぎなしの100％そば粉を使った太く短い麺と、鯖やアゴ（トビウオ）出汁で作るつゆが特徴。島で採れた芽カブをのせることも。

味乃蔵
住所／島根県隠岐郡隠岐の島町西町八尾の一16
電話番号／08512-2-3975

立ち寄りspot

隠岐と島根の
〝いいもの〟がそろう店

西郷港の近くにある店。『出西窯』の器や『天野紺屋』の藍染小物、隠岐のアラメやウニなど、選りすぐりの品を販売。併設のスタンドでは島の素材を使ったクラフトビールが飲める。

京見屋分店
住所／島根県隠岐郡隠岐の島町西町八尾3-81
電話番号／08512-2-0425

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