連載

〈街角リレーエッセイ〉「旅はサスペンスから始まる。」

Wink編集部

全国のローカルメディアがエッセイでリレーするこの企画。
福井からは、ローカルライフマガジン『月刊fu』、ポータルサイト『ふーぽ』の川端がお届けします。

〈街角リレーエッセイ〉暮らしのそばに、いつも港。

こんにちは。日本本土の西の端っこから、『ながさきプレス』の中島です。 「長崎での暮らしをより豊かに楽しく」をコンセプトに、グルメやおでかけの情報を詰め込んだタウン情報誌を毎月発行しています。

エッセイテーマ:福井に来たならここは行くべき!

長崎からもらったバトンは
「福井に来たならここは行くべき!」。

写真:Hiroshi Ohnuki

福井には新旧スポット、いろいろあります。
でもね、まずはやっぱり、サスペンスの聖地「東尋坊」を推したいです。
この崖で、いくつもの事件の真実が明らかになり、
犯人が身の上話を語りました。
以前テレビ番組で、2時間ドラマの帝王・船越英一郎さんが
「お気に入りの崖は東尋坊」とおっしゃっていて、小躍りしましたね。

写真:Hiroshi Ohnuki

「東尋坊」の由来は、平安時代に実在した僧侶の名前。
ある女性を巡り、恋敵の僧侶に呼び出された東尋坊は、
酒に酔わされ、崖から突き落とされます。
そこから49日間、海が荒れたことから「東尋坊」と呼ばれるようになったそう。
名前の由来もサスペンス、いや、昼ドラ…?

トリコロールの東尋坊タワーも、昭和レトロできゅんとします。
昭和39(1964)年、東京オリンピックの年に竣工された地上55mの展望台。
京都タワーさんと同期です。


崖までの道には飲食店が並び、海鮮丼やご当地アイスなど、食べ歩きも楽しいですよ。
私のおすすめは、「お食事処ゆき」の「イカスミブラック」。
イカスミを使った真っ黒なバニラソフトクリームで、コクがあっておいしいです。
ただ、崖下から出る遊覧船に乗る方は、食べ過ぎないようご注意を。
日本海の波、侮るなかれ。


東尋坊に行ったなら、ぜひ立ち寄ってほしい(食べてほしい)お店を2軒。

東尋坊から車で5分、海を見渡せる高台にある
「コーヒー&レスト アメリカン」は、
夏季限定の「サザエオムライス」1,100円(税込)が絶品です。
地元の海女さんがとったサザエたっぷりの和風オムライス。
肝ソースでいただきます。

東尋坊から車で6分、えちぜん鉄道三国芦原線「三国駅」近くの
「Alice CAFE&BAR」では、
看板メニューの「アリスライス」1,100円(税込)。
ピラフの上に、やわらかい牛ロースステーキがドーン。
このボリュームですが、女性でもペロリです。

さらにこちらでは、営業中に時間があれば、
マスターの占いが無料で受けられます。
四柱推命と算命学で、当たると評判なんですよ。
生年月日と生まれた時刻が分かれば、
中国の占星術「紫微斗数(しびとすう)」で
個人の先天運(持って生まれた性質や宿命)も読み解いてくれます。


次回は、和歌山にバトンを渡します。
いつか歩きたい、世界遺産・熊野古道。
憧れの地のひとつです。

お題は「最高の贅沢」。
ごほうびに行く場所、食べるもの、見るもの…。和歌山ならではの贅沢を教えてください。

街角リレーエッセイ 参加メディア

長崎 ながさきプレス
https://www.nagasaki-press.com/

広島 Wink
https://wink-jaken.com/

和歌山 もっと和歌山
https://www.agasus.com/

大阪 SAVVY
https://savvy.jp/

京都 ハンケイ500m
https://hankei500.com/

福井 ふーぽ
https://fupo.jp/

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。そのため、予告なく記載されている事項が変更される場合がありますので、予めご了承ください。

PageTop