連載

【尾道特集・番外編】 「connect」を読んで、尾道旅へ!

Wink Mate | ぱーこ

こんにちは、Wink Mateのぱーこです。
突然ですが、みなさん尾道カルチャーガイド「connect」をご存じですか?

今まで尾道のことは「人気観光地」「おしゃれなお店がある」という漠然としたイメージでしたが、この本に載っている店主さんのインタビューや、情緒ある尾道らしいスナップ写真を見ると、尾道が単なる「観光地」ではなく「人が営むまち」「人が暮らすまち」なのだと改めて感じました。知っているお店の知らなかったオーナーさんの想いや、「これ、どこから撮ったんだろう?」という写真。そういう見過ごしていたものたちに会って、もっと尾道のことを知りたい。そう思って、小春日和の良いお天気の中、「connect」を手に、尾道ぶらり旅に出かけてきました!


ものづくりのまち、尾道

SILVER

はじめに訪れたのは、『SILVER(シルバー)』。千光寺山ロープウェイ乗り場を横目に、旧石見街道を少し北に行ったところにある、尾道帆布を使ったオリジナルバッグの工房兼ショップです。

店の中に入ってまず驚いたのは、並べられている帆布製バッグの数。一つ一つ個性的な形や装飾が施されたバッグたちが、棚にずらり、天井からもぶらり。

そして、棚の奥にはミシンを使い、制作に集中するオーナーさんの姿。あぁ、ここは「工房」なんだなと感じました。単なる消費の場所としてのショップではなく、「ものづくりの場にお邪魔している」という安心感が心の緊張をほぐしてくれ、思う存分バッグを楽しむことができました。

INFORMATION

SILVER

住所
尾道市長江1-5-7
公式インスタグラム

山手の時間を楽しむ

茶立玄 山手(TEA STAND GEN YAMATE)

次の目的地へは、山手の道を歩いて向かいました。細い路地、古い家、時折現れるアート、そして猫たち。昔からの暮らしと現代の営みとが入り混じる空間は、儚くもあり力強くもあり、尾道のまちの懐の深さを感じました。

訪れたのは、『茶立玄 山手(TEA STAND GEN YAMATE)』。

世羅町で自家栽培している茶葉や、全国の茶園から直接仕入れた茶葉を使ったお茶とお菓子を提供する茶房です。今回は「connect」でも紹介されていた「広島在来浜茶」とみたらし団子をいただきました。

1階のソファ席で、尾道のまちなみや尾道水道を眺めながらお茶をいただく時間は、なんとも贅沢。静かな空間が醸し出す雰囲気に、訪れた人は自然と小声になり、動作もゆっくりに。お湯を入れる「コポコポ」という音が店内に響きます。

「connect」の紹介文にあった「日本ならではの内なる感性を研ぎ澄ませていくようなお店」という感覚が、この静けさの中で腑に落ちました。日頃の喧騒から離れた場所で、頭がリフレッシュされる、不思議な体験でした。

INFORMATION

茶立玄 山手(TEA STAND GEN YAMATE)

住所
尾道市東土堂町9-8
公式インスタグラム

続いては、向島へ

そば処 時計塔

午後は向島に行ってきました。まずはお昼を『そば処 時計塔』にて。おでん2種と温かいつゆのもり蕎麦をいただきました。おつゆのだしがとても良い香り。

かつて時計塔があったという名前の由来の通り、店内には「コチコチ」という小気味よいリズムを奏でる時計がありました。ゆったりと席が配された店内からは、海やしまなみ海道が見えます。観光客はもちろん、地元の人もふらっと立ち寄る、そんな日常の延長線上のようなおおらかさに包まれたお店でした。

INFORMATION

そば処 時計塔

住所
尾道市向東町787
公式インスタグラム

歴史を受け継ぐ一軒へ

後藤鉱泉所

次に向かったのは、『後藤鉱泉所』。こちらは、国の登録有形文化財に登録された昭和初期の頃のままの建物を使い続けておられます。

もともと小売りではなく卸をされていたそうで、現在の売り場は倉庫だったところ。存在感ある木の梁が歴史を感じます。

冬季限定の温かい「怪獣グリーンサイダー」を購入し、その場でいただきました。余計なものが足されておらず、甘くないサイダーは、とても正直な味。

飲んでいると次から次へとお客さんが来店。オーナーさんが一人一人に丁寧に商品の説明をしておられました。観光の方もいれば、水分補給に立ち寄るサイクリストの方も。形を変えながら、ずっと愛され続けてきた場所なのだと感じました。

INFORMATION

後藤鉱泉所

住所
尾道市向島町755-2
公式インスタグラム


帰りは車が乗れる尾道渡船(兼吉渡し)で尾道へ戻りました。

尾道を訪れたことは何度もありますが、ただ「楽しい」「おいしい」「おしゃれ」で終わっていたこれまで。今回「connect」を読んだことで、単なる観光地めぐりではなく、誰かの暮らしの延長を歩く旅になった気がします。みなさんもぜひ、尾道の「人」を訪れる旅に出かけてみませんか?

Wink Mate/ぱーこ

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。そのため、予告なく記載されている事項が変更される場合がありますので、予めご了承ください。

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