特集

紅葉狩りのススメ

Wink編集部

近場の秋景色をシーン別で楽しむ

木々の葉が赤や黄色に色づき始める季節が到来。
今しか見られない紅葉を、船の上から眺めたり、ロープウエーから見下ろしたり・・・。
シーン別に、広島県内の名所を楽しもう! 爽やかな秋の休日のおでかけにぜひ。

お寺の境内をのんびり散策

佛通寺

室町時代に創建され、禅林随一の秘境として知られる臨済宗佛通寺派大本山。 国の重要文化財である荘厳なたたずまいの地蔵堂や、参道に架かる木造橋も色づいたモミジに囲まれる。 11月中は秋の特別拝観が開催され、普段は公開されていない佛殿や本堂に入ることが可能だ。

今高野山

開基1,200年を超える広島県指定史跡・今高野山。 鎌倉時代に弘法大師が創立したとされる龍華寺ゆかりの歴史的な建造物が数多く残され、華やかなモミジやイチョウが林立する。 参道から境内まで紅葉に彩られた名刹で、心安らぐ時間を過ごして。

ライトアップされた夜景を楽しむ

筒賀の大銀杏

大歳神社の境内にそびえ立つ、高さ48m、周囲8.2mの巨大なイチョウ。 推定樹齢1,100年を超える重厚な姿は圧巻。 夜に見られる、ライトに照らされ黄金にきらめく様子は、より一層魅力的だ。 秋が深まる頃に現れる、黄色い落ち葉が地面を埋め尽くした〝黄金のじゅうたん〟も見逃せない。

神勝寺 禅と庭のミュージアム

復元された千利休の茶室をはじめとした情緒ある建築物と、現代的なアートパビリオン《洸庭》が調和する禅寺。 紅葉したモミジがアートとともに作り出す風景は、夜間のライトアップでより麗しく映える。 昼は境内の茶房で抹茶を飲みながら眺めるのもいい。

尾関山公園

尾関山の山頂に位置する公園。 秋になり鮮やかな朱色に色づいた散歩道は、ハイキングスポットとしても人気で、日没後にライトアップされると、昼間とは違った表情を見せてくれる。 赤や黄のグラデーションがより一層美しく映えた、夜ならではの演出を楽しんで。

船からの景色を堪能

帝釈峡

庄原市と神石高原町にまたがる国定公園・帝釈峡。 色とりどりの紅葉を、神龍湖畔の断崖や奇岩を巡る遊覧船に乗って楽しむのはいかが? 湖面に映ったモミジの美しさはため息ものだ。 石灰岩の天然橋「雄橋」まで、渓流沿いを散策するのもオススメ。

三段峡

国の特別名勝・三段峡では、全長100mに及ぶ峡内随一の景観・黒淵をめぐる「黒淵渡舟」が運航。 水上から秋色の木々と美しく澄んだ川、壮大な岩肌の共演を堪能しよう。 川を渡った先には食事処『黒淵荘』があり、断崖絶壁と鮮やかな紅葉を眺めながら食事が楽しめる。

滝を望む絶景に癒やされる

常清滝

作木川の支流付近にある常清滝は、広島県で唯一「日本の滝100選」に選ばれている名瀑。 上から「荒波」「白糸」「玉水」の3段に分かれており、全長126mの高さを誇る迫力のある姿は見ものだ。 赤や黄に染まった木々と、滝が織りなす雄大な光景を目に焼き付けて。

三郎の滝

清流に磨かれた岩肌が天然のすべり台となっている滝。 周囲を飾る約800本のモミジは、近辺の売店『龍王荘』の主人が37年前から整備し続けているものだ。 赤く染まる様子が秋の訪れを告げる。 11/10には地元産の野菜などを販売する「三郎の滝紅葉まつり」を開催予定。

ロープウエーに乗ってプチトリップ

紅葉谷公園

約700本のモミジが公園を染め上げる、宮島随一の紅葉スポット。 公園からロープウエーに乗って弥山山頂まで向かう道中では、世界文化遺産にも登録された野趣あふれる原始林が色鮮やかに染まる様を眼下に望める。 ゴンドラからの美しい景色を楽しもう。

千光寺公園

尾道を代表する観光名所。 千光寺山のふもとと山頂を約3分で結ぶロープウエーに乗れば、空中散歩をしながら、地上とはまた違った角度で紅葉を楽しめる。 2022年に山頂に誕生した展望台『PEAK』から、秋色に染まった風情あふれる町並みや尾道水道を眺望するのもオススメ。

日本庭園の中で季節を感じる

名勝 縮景園

1620年に広島藩主の別邸の庭として造られ、国の名勝に指定される日本庭園。 この時季にはイチョウやヤマハゼ、丹楓林の紅葉が訪れる人の目を楽しませてくれる。 庭園散歩の合間に休憩処『泉水亭』に寄り、点て出しの抹茶で一息つく、そんな趣ある過ごし方もいい。

三景園

広島県の豊かな山・里・海の3つの自然風景を表現した庭園。 園内の「三段の滝」のほとりを、モミジが優雅ににぎわす。 11/1~24は「三景園もみじまつり」を開催。 正門付近の回廊には紅葉を見渡せる喫茶店『恋カフェ』があり、園自慢のオリジナル抹茶が味わえる。

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