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【2026年に宮島開業!】星野リゾート〈界〉が愛される秘密
全国各地でホテル・温泉旅館を運営しながら、旅の面白さを提案する「星野リゾート」。そのブランドの一つ〈界〉が、2026年夏、ついに宮島に誕生するということで、改めて〈界〉の魅力を徹底深掘り。『界 玉造』のご当地部屋「玉湯の間」にて、中国地方にある〈界〉の支配人とサービススタッフにインタビューしてきました!
星野リゾートの温泉旅館ブランド〈界〉とは?
星野リゾートが全国に23施設を展開する温泉旅館ブランド〈界〉。「王道なのに、あたらしい。」をテーマに、季節の移ろいや和の趣、伝統を生かしながら現代のニーズに合わせたおもてなしを追求している。また、その地域の伝統文化や工芸を体験する「ご当地楽」や、地域の文化に触れる客室「ご当地部屋」が特徴的。2026年には『界 宮島』(広島県)、『界 草津』(群馬県)、『界 蔵王』(山形県)の開業、『界 松本』(長野県)のリニューアルオープンを予定している。
支配人たちに聞く!いま知りたい〈界〉の魅力
———〈界〉の魅力を教えてください。
岡本さん(以下、岡):やはりなんと言っても〝ご当地〟を体感できるところ。工芸品などを配した「ご当地部屋」、伝統に触れられる「ご当地楽(ごとうちがく)」と、〈界〉の各施設で文化や歴史を感じられるものを組み込んでいます。
藤永さん(以下、藤):私たちスタッフ自身もその土地の素晴らしさに魅了されているからこそ、この伝統を伝えたい、もっと文化に触れてほしいと強く思っています。界ブランドのコンセプト「王道なのに、新しい。」というところにも紐づいてくるのですが、そういったご当地の良さをいろいろな形で表現しているのは、〈界〉ならではですね。
鈴木さん(以下、鈴):それで言うと、私は島根県のお酒の美味しさにハマって、ここ『界 玉造』内に日本酒バーを作っちゃいました(笑)。酒米の田植えにも行かせていただいているんですが、作り手さんの想いも一緒に届けるつもりで提供させていただいています。
———地域の風土や伝統を通して、滞在そのものを満喫してもらう工夫をされているんですね。
岡:そうですね。だから〈界〉のスタッフは、あえて役割を分けていないんです。フロントも掃除もお料理のサーブも…サービスチームと呼ばれるスタッフは、すべての仕事ができるようにしています。そうすることで、滞在全体の中でお客様にどう楽しんでいただくのが良いか、俯瞰的に見えるんですよ。「こうしたらもっと喜んでいただけるかも!」と、スタッフがアイデアを出して取り入れたサービスも多いです。
藤:出雲と玉造では「ご当地楽」で石見神楽をお楽しみいただくんですが、実はその演者もスタッフなんですよ!
鈴:出雲神楽は一子相伝なので指導者の方に断られてしまって…。それでも何とかこの伝統をお客様に体験していただきたい一心でお願いし、神楽団のある石見神楽の稽古をつけていただけることになりました。
藤:島根県は特に出雲大社もありますから、石見神楽を通して出雲大社の成り立ちなども知ったうえで足を運んでいただく、と。そして、神社でエネルギーをもらって、また〈界〉の温泉で心と体を浄化して…という形で、『界 出雲』と『界 玉造』を連泊利用される方も多いんです。そんな風に、周辺施設も含めて充実した旅を楽しんでいただけているのがうれしいですね。
———随所に並々ならぬこだわりを感じるのですが、「ご当地部屋」にもスタッフ皆さんの想いが…?
藤:そうなんです。出雲は景色も魅力の一つなので、時間ごとに移りゆく海や空の様子をぜひご覧いただきたくて。水平線に夕日が沈んでいき、きらきらと朝日が昇っていく、という光景が本当に美しいんですよ。自然もお部屋の一部として捉え、『界 出雲』の客室はその絶景が臨める設計にしています。
岡:『界 玉造』の客室には、藍染めのベッドボードがありまして。雲の隙間から宍道湖に差し込む薄明光線をイメージしたものなんですが、お部屋でもこの情景の美しさを感じてほしくて、作家さんに一点ずつ作っていただきました。光の加減を表現するのがものすごく難しいらしく、何度も試行錯誤してもらった逸品です。
鈴:『界 玉造』のこのテーブル(写真で3人が囲んでいるもの)も、本当の酒樽を作っている会社の方にいただいたものなんですが、こういった一つひとつを置くことで、地場の文化も伝わったらいいなと思っています。
———皆さんのその想いの強さこそが〈界〉の魅力になっているのですね。そんな皆さんの「個人的にココが推し!」というポイントも知りたいです!
鈴:小さなことかもしれませんが、檜の酒桶と入浴用の日本酒をご用意しているところ! 『界 玉造』は全客室に露天風呂を完備していまして、その露天風呂に入りながら酒桶を浮かべて一杯…なんて夢のようなひとときが過ごせます! せっかく酒蔵の多い島根県に来られたのですから、お風呂タイムにもお酒を満喫してほしいですね。
岡:玉造でいうと、私のオススメは松江の文化に触れられる「茶の湯体験」ですね。茶室を用意していまして、どなたでも無料でご利用いただけます。忙しい日々の中でほっとひと息つく時間ってとても大切だと思うんですが、松江ではその一つが“お茶”なんですよね。先生によるお点前を体験し、茶道の歴史のお話も聞いていただいて…。ほんのひとときのやすらぎですが、すーっと心が落ち着きますよ。
藤:温泉自体もすごく魅力的なんです。中でもかけ流しの湯は扱いが複雑で、温度も成分もコロコロ変わるんですよ。毎日慎重に管理しなければならないので大変なんですが、温泉って生きものなんだなと実感するとより一層愛おしく感じます。
———〈界〉で過ごすことでその町を知り、旅そのものが面白くなりそうですね。
鈴:お客様にそう思ってもらえると私たちもうれしいです。例えば山口県でいうと、海鮮だけでなく焼き鳥の町でもあり…。『界 長門』ではお料理に地鶏を使っているんですが、食材を通してもまた違った町の良さを発見していただきたいです。
藤:食に景色、文化、温泉…と、長門・玉造・出雲のどのエリアも本当に素晴らしいので、元々あるその地の恵みに〈界〉らしいエッセンスを加えながら心地良いひとときをお届けしていきたいですよね。
岡:単なる宿泊地ではなく、面白い旅の一部としてここでの滞在を堪能してもらえたらなによりです!
中国地方にある〈界〉はこちらをCheck!
中国地方では、『界 玉造』(島根県)、『界 出雲』(島根県)、『界 長門』(山口県)に加え、2026年夏に『界 宮島』(広島県)がオープン! それぞれの施設によっておもてなし内容もさまざまなので、ぜひ〈界〉シリーズ制覇を目指してスポットごとの魅力を体感してほしい。
旬の絶品料理と美肌の湯で心身ともに癒やされて
「星野リゾート」が全国に展開する温泉旅館ブランド〈界〉。 『界 玉造』(島根県)
日の光が織りなす絶景と魅力的なおもてなしをどうぞ
「星野リゾート」が全国に展開する温泉旅館ブランド〈界〉。 『界 出雲』(島根県)
まるで藩主になった気分!?江戸の情緒を体感しよう
「星野リゾート」が全国に展開する温泉旅館ブランド〈界〉。 『界 長門』(山口県)
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