「最旬スイーツの世界へ」特集の番外編! 尾道産の食材を使って新しいおやつを開発する「尾道おやつコンテスト」の歩みと、今年の最新情報をご紹介!
アイデア作品が続々登場!
尾道メイドのお菓子の祭典
尾道市でとれる農産物や海産物には、おいしいものがいっぱい。そんな尾道が誇る食材をテーマにした作品を募集するコンテスト「尾道おやつコンテスト」が今年も開催される。ウインク編集部も審査に参加するこの催しでは、これまでに「レモン」「ネーブルオレンジ」など食材をテーマとしたり、「子どもに食べさせたい」「大人女子が食べたくなる」など食べる人をイメージしたテーマを設定。9回目となる今年は「元気がでるおやつ」として、街の人と地域を元気にするおやつが募集された。これまでの作品を振り返りつつ、新名物の誕生を楽しみに待とう!
過去に開催されたコンテスト審査会場の様子。応募作品を試食し、作り手の想いを聞いて受賞作品を選ぶ。
【コンテストSTORY】
尾道スイーツ・おやつコンテストの
歴代
〝Wink賞〟受賞作品!
2016-2017
テーマ『 ネーブルオレンジを使った尾道の手みやげ品』
尾道は、実はネーブルオレンジの出荷量が日本一!地域が誇る果実をブールドネージュにした『尾道レスポワール ドゥ カフェ』の作品が受賞。
2017-2018
テーマ『 尾道レモンを使ったスイーツ』
尾道産食材といえば、全国的にも知られるレモン。この年のWink賞は、宝石みたいなレモンピールが入った『佳扇』のレモンバターサンド!
2018-2019
テーマ『 子どもに食べさせたいおやつ』
尾道産の野菜、魚などを使ったヘルシーなおやつ。『桂馬蒲鉾商店』の安納芋ホクホク焼き芋天は、大人も子どもも感動のおいしさ!
2019-2020
テーマ『 大人女子が食べたくなるおやつ』
大人女子のココロをときめかせるおやつが揃った。自分へのごほうびや、尾道散策のおともにしたい、味も見た目も惹かれる新作が入賞した。
Wink賞は『10月のさくら』の尾道産苺とレモンのマカロン。『島ごころ』の瀬戸田レモン香るサンシャインマドレーヌも注目を集めた。
【グランプリ作品STORY】
昨年度コンテストでグランプリを受賞!『10月のさくら』の尾道産苺のマドレーヌができるまで
食材選びに妥協なし!
生産者の思いを大切に
「新商品はだいたい頭である程度形になっている」という『10月のさくら』の藤井さん。頭の中で何回も試作をし、実際に作ってみて微調整する。この商品では、まず色と形から入り「赤くてまるいもの」を作ろうと思案。使われている食材は、御調町『河野園芸』のイチゴ、世羅産のたまご、尾道産のレモン。選んだ理由は「味、色、香りの良さ。そして安心・安全」。生産者の想いやこだわりが、食材を通してお菓子の味に出る気がするのだそう。
鮮やかな赤を出すために
試行錯誤を重ねて完成!
赤い色の食材をイチゴに決めたものの、色が日持ちせず苦戦。まず、レモンと木苺で上掛けを作ったが、数日で色が飛んでしまったそう。そこでイチゴのリキュールを加えて色を改善したものの、今度は表面のベタつきが気になる…。最後は、焼成を二回から三回に変えることで色を定着させることに成功!
グランプリ受賞者の
藤井さんに質問!
『10月のさくら』オーナー
藤井 なおみさん
世羅町出身。教師からケーキ職人を目指し転職。岡山、神戸、三重、奈良、大阪の小さなケーキ屋さんからホテル、製菓専門学校で経験を積み、2011年に尾道に店を構える。
Q:応募しようと思ったきっかけは?
A:最初はコンテストの審査員として参加していました。いざプロ審査という段階で、『ウインク』に掲載されると知って、応募しました!
Q:参加してみて感じたことは?
A:自分の自己満足に終わっていた商品作りが、第三者に審査されることで、よりモチベーションが上がりました。また、ホテル時代にフランス人のシェフに何度も試作を繰り返すように指示され、やっとOKを貰ってお客様の前にデザートを出せた時の喜びを思い出させてくれました。
Q:グランプリ受賞後の反響は?
A:やはり宣伝効果はピカイチで、その年一年間は受賞作品ばかりずっと売れて行きます(笑)。また、何点かはうちの定番になってコンテストから2~3年経っても売れています。
今年度のコンテスト結果は4月号で発表!お楽しみに!
コンテストのお問い合わせはコチラ!
- お問合せ先
- 尾道スローフードまちづくり推進協議会(尾道市産業部農林水産課)
- 電話番号
- 0848-38-9212