指輪選びをもっと楽しんでほしい
千代子さん(妻) お店のショーケースを、ガラスのないオープンディスプレイにしてから、もうすぐ1年になるね。
雅之さん(夫) ジュエリーショップって堅いイメージがあると思うけど、指輪選びをもっと楽しくできないかと考えて、お客さんのペースで自由に手に取れるオープンスタイルのディスプレイにしたんだよね。
千代子さん(妻) リングはどれもむき出しで置いてあるから、「試着は自由にどんどんしてね」って伝えて。
雅之さん(夫) うん。このスタイルにして、お客さまから「選ぶのが楽しかった」って言ってもらえることが多くなったよ。僕は基本的に、自分からは商品をおすすめしない。カップルさんが、「これがいいかな?」「こっちも可愛いね」って、幸せそうにリングを着けてる、その様子を見てるだけ(笑)。
千代子さん(妻) 「楽しかった」って言ってもらえると嬉しいね。
雅之さん(夫) 婚約指輪や結婚指輪って、その時々の思い出を残せるものだと思うから、おふたりで楽しい時間や幸せの瞬間を感じながら、指輪を選んでもらいたいな。もちろん必要な時には、そっとアドバイスもするけど。
千代子さん(妻) カップルさんも最初のうちは、ちょっと遠慮がちに試着しているんだけど、だんだんリラックスしてきて、選ぶのに夢中になってるのがわかるの。そういう姿を見ると、なんだかニヤニヤしちゃう。
雅之さん(夫) ふたり仲良くリングを選び合っている様子を見ていると、僕らも幸せな気持ちになるもん。
千代子さん(妻) オープンディスプレイにして、本当に良かったね。