ユネスコ世界ジオパーク登録の島々で
紺碧の海と大地が生み出す絶景に息を呑む

島根半島の北方約50km、紺碧の海に浮かぶ隠岐(おき)諸島。「ユネスコ世界ジオパーク」にも登録されている隠岐は、絶景とグルメの宝庫なんです! 『西ノ島町』『海士(あま)町』『知夫(ちぶ)村』の島前(どうぜん)エリア3島を船でのんびり巡りながら、大スケールの絶景スポットや岩ガキなどのおいしい島グルメ、話題のホテルで心身ともに癒やされて。

旅のしおり

西ノ島
西ノ島町別府港より国賀海岸方面へ(レンタカー、バス・タクシー、E-BIKE等を利用)
西ノ島町散策(摩天崖・通天橋・赤尾展望所)
(内航船いそかぜで移動)西ノ島町→海士町へ

海士
Entôへ宿泊、隠岐神社へ
(内航船いそかぜで移動)海士町→知夫村へ

知夫
島内はレンタカーで移動
知夫村を散策(赤壁・赤ハゲ山)
(内航船いそかぜで移動)知夫村→西ノ島町へ

西ノ島

摩天崖・通天橋・赤尾展望所

ダイナミックな自然に抱かれる『摩天崖』

本土から船に乗り、最初に目指すは西ノ島町。この島には、力強く雄大な自然が創り出した絶景スポットが多数あるんです。その一つが『摩天崖(まてんがい)』。海食作用によってできた崖では、日本有数の高さを誇ります。ダイナミックな景観は陸から見下ろしても、遊覧船で海から見上げても圧倒的な迫力!

形状と地層が写真映えする『通天橋』

もともと洞窟だったところが、海食作用によって周辺部分が崩落したためアーチ状になった『通天橋』。カラフルな地層もフォトジェニック! 自然の力を感じられるジオスポットです。

海岸を一望できる『赤尾展望所』

『摩天崖』や『通天橋』を含む国賀海岸を一望できる『赤尾展望所』。周辺一帯で放牧されている牛や馬が草を食べる姿にも癒やされます。茜色に染まる夕暮れどきに訪れるのもオススメ。

(一社)西ノ島町観光協会
住所:島根県隠岐郡西ノ島町大字美田4386-3(別府港フェリーターミナル1階)
電話番号:08514-7-8888

海士

Entô・隠岐神社

話題のホテル『Entô』で「何もしない」贅沢を

絶景を存分に満喫した後は、再び船に乗って海士(あま)町へ。都会からの移住者が増えて活気づく海士町に昨年、素敵なホテルが誕生しました。『Entô(エントウ)』は目の前に広がる大自然を堪能しながら過ごす宿泊部門と、「ユネスコ世界ジオパーク」に登録されている隠岐の自然や文化を知り、滞在を豊かにする展示部門が融合した複合型施設。全室オーシャンフロントの客室では、移りゆく景色や行き交う船を眺めながら「何もしない」贅沢な時間が待っています。

食の面からも隠岐の魅力を知ることができる『Entô』。カルデラの海が見渡せるダイニングで、地元の旬食材がふんだんに盛り込まれた季節のコース料理を召し上がれ。

Entô(エントウ)
住所:島根県隠岐郡海士町福井1375-1
リンク:https://ento-oki.jp/

隠岐神社

NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にも登場する後鳥羽上皇は、晩年を隠岐で過ごしました。後鳥羽上皇を祀った『隠岐神社』は桜の名所としても知られ、参拝するには今が絶好のタイミング!

(一社)海士町観光協会
住所:島根県隠岐郡海士町大字福井1365-5
電話番号:08514-2-0101

知夫

赤壁・赤ハゲ山

赤褐色の岩肌×瑠璃色の海が圧巻! 天然記念物『赤壁』

隠岐の島旅2日目は『Entô』から徒歩すぐの菱浦港で乗船し、太古の歴史が息づく3つ目の島・知夫村へ。この島で外せない絶景スポットの一つが、国の天然記念物にも指定された『赤壁』です。約1kmにわたって荒々しく削り取られた赤褐色の岩肌と瑠璃色の海が創り出す壮観な景色に、心揺さぶられること必至。

抜群の開放感に浸れる『赤ハゲ山』

標高325mの山頂からは360度の大パノラマが広がり、とびきりの開放感! 世界でも珍しいカルデラ湾に浮かぶ島々をはじめ、島根半島や大山も見渡せる展望台でゆっくり深呼吸しよう。

野ダイコンの花が彩る、春だけの景色

『赤ハゲ山』は4月下旬~5月上旬に野ダイコンの愛らしい花が一面に咲き誇り、南アルプスを思わせる風景が広がります。春のロマンチックな景色を写真に収めて。

知夫里島観光協会
住所:島根県隠岐郡知夫村1730-6(来居港フェリーターミナル1階)
電話番号:08514-8-2272

旬グルメ

今が旬! 豊かな海で育った隠岐の岩ガキ

出荷までに少なくとも3年をかけて育てる隠岐の岩ガキは、3月~5月がベストシーズン! 旬を迎えた岩ガキは大ぶりで、つるりとした舌ざわり&濃厚でクリーミーな味わいがたまりません。各島の飲食店で味わうことができるほか、おみやげ用に購入することも可能。お取り寄せもできますよ!

隠岐のおすすめみやげ

海士町のサザエたっぷり!「島じゃ常識 さざえカレー」

海士町では当たり前のように獲れるサザエを主な具材にして、地元産の野菜、21種類のスパイスとオリジナルのカレールーなどをブレンドしたレトルトカレー。島では日常的に食べられているサザエを余すところなく使ったひと品。サザエのほろ苦い風味とスパイスが絶妙にマッチ!

おみやげを買うならココ!

海士町の玄関口・菱浦港にある『キンニャモニャセンター』では、「さざえカレー」をはじめとした隠岐のおみやげ品が購入できる。売店だけでなく、レストランとフェリー乗り場を併設。

キンニャモニャセンター
住所:島根県隠岐郡海士町大字福井1365-5
電話番号:08514-2-0101((一社)海士町観光協会)
営業時間:7:30~19:00(冬期8:00~18:00)
定休日:無休
リンク:https://www.kankou-shimane.com/destination/20574

隠岐の島町

約180の無人島と、4つの有人島からなる隠岐諸島。西ノ島町、海士町、知夫村の3島で構成される島前(どうぜん)エリアと、『隠岐の島町』がある島後(どうご)エリアに分けられます。隠岐を最大限に楽しむなら、島後の隠岐の島町にもぜひ立ち寄って!

日本国内でも珍しいアルカリ流紋岩の白い岩肌と、海の青、松の緑色が織り成すコントラスト豊かな風景が、見る者を魅了する『白島展望台(しらしまてんぼうだい)』。

約2千万年前の日本海が湖だった時代の地層でできている『油井前の洲(ゆいまえのす)』。まるでウユニ塩湖のような光景を拝めます。水平線へ落ちる夕日も必見。

(一社)隠岐の島町観光協会
住所:島根県隠岐郡隠岐の島町中町目貫の四61
電話番号:08512-2-0787

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アクセス

広島ICより山陽自動車道、広島自動車道、中国自動車道を経由し、三次東ICより松江自動車道へ。山陰自動車道を経由し、松江玉造ICを下車。七類港方面へ。
七類港から西ノ島へフェリーで移動。内航船いそかぜにて海士・知夫へ。